トヨタの豊田社長が「終身雇用は難しい」
と発言したことが話題になりましたが、終身雇用が終焉を迎える時代となり、
サラリーマンが定年まで会社にずっと雇用されるということが難しくなってきています。
もう何年も前から言われてきていましたが、
世界的大企業の社長の発言により、遂に現実的に。
終身雇用がなくなるということは、
・「転職がもっと活発になる」
・「セカンドキャリアという考え方が浸透する」
このどちらかが主流となるのではと考えているのですが、
個人的には「セカンドキャリア」を楽しむという流れになると感じていて、
働き方改革で始まった副業解禁というものは、その流れのひとつであると考えています。
この記事のポイント
・終身雇用からセカンドキャリアに移行
・移行の流れが一気に変化が起こることは考えにくい
・これからの数年から十数年が移行期となるはず
・だからこそ先取りしておくこと大事
・先手を打てば少ない努力で大きな結果が得やすい状況が生まれる
このポイントを活かすための「複業が最強の理由5選」を紹介します。
<h2>サラリーマンの複業が最強の理由</h2>
終身雇用が難しい現実が近づきつつありますが、サラリーマンという働き方を辞めるのはおすすめしません。
サラリーマンという雇用形態は、自営業や他の働き方と比べて、メリットの多いものとなっています。それは、業務内容や働き方、人間関係や組織内の関係などをいうものではなく、あくまでも雇用の形態を見たときにいえることです。
・基本給+残業手当などの月給であること
・社会保険に加入できること
・厚生年金に加入できること
・ボーナスがあること
・有給休暇があること
このようなことはサラリーマン特有のことで、自営業などの働き方にはないメリットとも言えます。このメリットを受けるためサラリーマンを辞めることはおすすめしません。
しかし、終身雇用の保証がなくなることや収入の減少など、労働環境の変化に対応するための複業をおすすめします。
複業とは複数の副業をすることをいいます。
「副業を複数することとサラリーマンとして働きメリットを有効活用すること」
これが「サラリーマンが複業をすると最強である理由」になります。
<h2>サラリーマンが複業をすると最強の理由5選</h2>
ここでは、サラリーマンが複業をすると最強である理由を5つご紹介します。
これはサラリーマンであるからこその理由とも言えるものです。
<h3>リスクヘッジ</h3>
まず一つ目は、副業をするときの大きな理由でもあるリスクヘッジです。
複業の場合は収入の増加を期待するよりも、残業代削減や手当のカットなど、何らかの理由で収入が減った場合の収入確保というリスク回避の意味合いが強くなります。収入の増加だけが目的であれば、複数の副業をする必要はなく、一つの副業に注力することの方が効率よく収入アップが期待できます。
ではなぜ複業なのかというと、リスクヘッジである以上は最悪な場合を想定して、サラリーマンの収入がなくなることを想定する必要があります。だからこそ一つの副業ではなく、複数の副業に取組んでおくことで、トータルでサラリーマンの収入と同程度の収入を得られる可能性を高めておくためです。
すなわち複業は、リスク回避するために必要なだけの収入源を確保することが可能な方法なのです。
<h3>インプット・アウトプット</h3>
サラリーマンには、さまざまな情報がインプットされる環境があります。それぞれの業界の情報はもちろんのこと関係する業界の情報も入ってきます。また新聞やニュースなどからの仕事とは関係ない情報を入れ、得意先や取引相手との雑談に活用することもインプットです。アウトプットは、毎日の業務がアプトプットの連続であるとも言えます。
「業務ために知識や情報を収集して、それを実行する。」
これはまさしくインプットとアウトプットです。これは副業に間違いなく活用できます。副業と言うのは、まったく新しいことをするのではなく、本業で得たノウハウや経験を新しい土台の上で実行することが成功への近道。
だから土台を準備すればノウハウや経験はサラリーマンには豊富にある、すなわち行動を起こせば収入を得られる仕組みを作り出せるのがサラリーマンの強みなのです。
<h3>仕事効率向上</h3>
副業をすることで、仕事の効率が向上する可能性があります。
・副業時間の確保のため、効率の良い業務を心がけて、残業時間削減。
・副業に取り組むことで、本業へのフィードバックできる。
・時間当たりの成果量を意識することが習慣化する。
副業で収入を得ながら副業・本業の質がこのように向上するのであれば、副業をするメリットはかなり大きいといえます。
<h3>稼ぐ力・起業マインド</h3>
時間内に決まった業務をすることで、決まった収入が得られるサラリーマンにとって、成果が報酬を生み出すという感覚は新鮮です。例え、それが少額であっても自分で稼いだという感覚はモチベーションを向上させます。失敗しながらも成功体験を積み重ねることは、サラリーマンという働き方では味わえない達成感が得られることとなるはず。
自分でも稼げることがわかり、何かしてみたいという起業マインドに発展することも。
<h3>精神的安定</h3>
個人的には、サラリーマンに固執しなくてもいいという“精神的安定”、これが最大の理由であると感じています。
・本業以外に仕事・収入源がある
・本業の収入なくても複業収入で同等の収入がある
・本業は厚生年金・社会保険などのメリットを受けるためのツール
このように考えながら本業であるサラリーマンを続けられたら、逆にサラリーマンとして働くモチベーションになりませんか?この精神的安定からうまれるモチベーションは、副業の収益を上げるためのモチベーションにもなります。
<h2>将来の働き方のひとつになるかもしれない「セカンドキャリア」</h2>
終身雇用がなくなり、人生100年という時代が迫る流れを感じられる、世の中にはいずれセカンドキャリアということが主流となるはずです。学生時代を社会人の準備段階時期とするならば、新卒から40歳代にかけてがセカンドキャリアの準備段階時期であるともいえます。
「学生 ⇒ サラリーマン ⇒ セカンドキャリア」
いずれこのような仕組みとなることを想定するのであれば、紹介した5つの理由をもとに、セカンドキャリアの準備に取り掛かりましょう。早く始めることが、セカンドキャリアをより大きく充実させることができるはずです。
<h2>まとめ</h2>
副業を複数行うことは、サラリーマンにとって最強の方法である理由を紹介しました。サラリーマンにとっての複業は、将来的にセカンドキャリアという働き方への変化に、いち早く対応するための方法であるとも言えます。
ただ単純に働くのではなく、サラリーマンであるメリットを最大限生かすこと、サラリーマンというツールを上手く使いこなすことを考えれば、複業という働き方が一番ベストな選択となるのです。